ぼうちょううちゅう【膨張宇宙】 宇宙(うちゅう)は百数十億(おく)年前の大爆発(ばくはつ)で始まり,その後膨張(ぼうちょう)をつづけているという説(せつ)。1929年,ハッブルはいろいろな銀河(ぎんが)がその距離(きょり)に比例(ひれい)して遠ざかっていることを発見した。その解釈(かいしゃく)が相対性理論(そうたいせいりろん)を使ってなされ,膨張宇宙説(ぼうちょううちゅうせつ)が提出(ていしゅつ)された。観測(かんそく)によって宇宙膨張(うちゅうぼうちょう)はたしかになったが,将来(しょうらい)も膨張(ぼうちょう)しつづけるか,収縮(しゅうしゅく)に転じるかはまだ不明(ふめい)である。