ほうぶつめんきょう【放物面鏡】 放物線を軸(じく)のまわりに回転して得(え)られる面をもつ鏡(かがみ)。回転放物面鏡(きょう)ともいう。この鏡(かがみ)は平行に入ってきた光を1点(焦点(しょうてん))にすべて集める性質(せいしつ)をもっている。したがってこの焦点(しょうてん)に光源(こうげん)をおくと,光は鏡面(きょうめん)で反射(はんしゃ)されて平行となり,遠くに送りだすことができる。そのため天体望遠鏡(ぼうえんきょう)の反射鏡(はんしゃきょう),探照灯(たんしょうとう)の反射鏡(はんしゃきょう)などに用いられている。◇多くの場合,曲面加工(かこう)のらくな球面鏡(きょう)で代用される。