ほうぼく【放牧】 牛・馬・羊などの家畜(かちく)を草地に放して,草を自由に採食(さいしょく)させて飼(か)う方法(ほうほう)。家畜(かちく)に新鮮(しんせん)な空気と飼料(しりょう),十分な運動と陽光をあたえることによって生産性(せいさんせい)を上げるのに大きな効果(こうか)がある。日本では北海道や東北地方に多く見られるが,これらの冷涼(れいりょう)な地方では冬は畜舎(ちくしゃ)で飼(か)い,夏に放牧(ほうぼく)する。コーチ 放牧(ほうぼく)地には,自然(しぜん)の山林原野を一定の広さに区画してそのまま利用(りよう)するものと,あらかじめ牧草(ぼくそう)を栽培(さいばい)しておき,その生育状態(じょうたい)を見ながら家畜(かちく)を放牧(ほうぼく)するものとがある。