バルカン半島の北西部にある国。政体は共和政で,元首は大統領。首都サラエボ。北部のボスニアと南部のヘルツェゴビナからなり,国土の大部分は石灰岩の山地で,気候は大陸性。主産業は農林業と鉱業。12世紀ボスニア王国が成立,15世紀以後はオスマン帝国,オーストリア=ハンガリー帝国に支配された。第一次世界大戦後,後のユーゴスラビア王国の一部となり,1945年ユーゴスラビア連邦人民共和国の構成国となった。住民はイスラム教徒のモスレム人,セルビア正教徒のセルビア人,カトリック教徒のクロアチア人で,1992年旧ユーゴスラビアから独立したが,セルビア人とイスラム教徒などが対立している。面積:5.1万km2,人口:376万。
〔国名の由来〕
この国が北部のボスニア地方と,南部のヘルツェゴビナ地方から
構成されていることによる。
〔国旗の由来〕
黄の三角形は国土の形と3
民族で
構成されるということを,青地と星はEU
旗を
模している。