ほそかわしげかた【細川重賢】 (1720〜1785)江戸(えど)時代中期の熊本藩主(くまもとはんしゅ)。1747年に藩主(はんしゅ)となり,藩政全般(はんせいぜんぱん)にわたる大改革(かいかく)を行うとともに,ハゼ(実からろうがとれる)の栽培(さいばい)を奨励(しょうれい)し,養蚕技術(ようさんぎじゅつ)を改良(かいりょう)させ,ハゼろう・生糸(きいと)・絹(きぬ)の専売制(せんばいせい)をしいた。また,藩校(はんこう)時習館(じしゅうかん)をたてて人材育成(じんざいいくせい)にもつとめ,名君とたたえられた。