ホットスポット

「熱(あつ）い地点」の意味で，さまざまな分野で用いられる言葉だが，近年よく使われるのは，(1)地球の陸地(りくち）面積(めんせき）の2.3％でありながら地球上の50％の植物，42％の陸上(りくじょう）脊椎(せきつい）動物が集中して生息するきわめて生物多様性(せい）が豊富(ほうふ）で，かつ環境破壊(かんきょうはかい）の危機(きき）に直面している地域(ちいき）のこと。日本列島をふくめて地球上で34か所。(2)地球内部のマントル対流が上昇(じょうしょう）する，マグマのできやすい地点のこと。ほかには，(3)物理学で放射能(ほうしゃのう）が強い場所，(4)犯罪(はんざい）学(がく）で犯罪(はんざい）が多発する場所，(5)無線(むせん）LANによってインターネット環境(かんきょう）が提供(ていきょう）されている，駅やホテルのロビー，飲食店などの場所，といった意味がある。