ほりぬきいど【掘り抜き井戸】 不透水層(ふとうすいそう)(水を通さない地層(ちそう))を掘(ほ)りぬき,その下にある帯水層(たいすいそう)(地下水層(そう))に通じている井戸(いど)。不透水層(ふとうすいそう)によってはさまれた帯水層(たいすいそう)の傾斜(けいしゃ)が大きければ,地下水は自然噴出(しぜんふんしゅつ)する自噴井(じふんせい)(鑽井(さんせい))となる。地層(ちそう)が単斜構造(たんしゃこうぞう)や盆地(ぼんち)構造(こうぞう)の場合,掘(ほ)り抜(ぬ)き井戸(いど)で水が得(え)やすい。コーチ オーストラリアの大鑽井盆地(さんせいぼんち)では,掘(ほ)り抜(ぬ)き井戸(いど)で牧羊(ぼくよう)地が広げられた。