住民登録をしている日本国民1人1人に12桁の番号を割り当て,個人情報をまとめて管理する制度。2013(平成25)年に導入のための法律が成立し,2016(平成28)年1月から運用が始まった。社会保障や納税などの情報は,以前は国や市区町村がばらばらに管理していたが,マイナンバー制度によってまとめて管理されることになった。これによって行政が効率化し,国民にとっても年金や納税などの行政手続きが簡単になると考えられている。また,年金支給もれや税金の申告もれの防止,災害対策にも有効と期待されている。その一方で,個人情報の流出や,なりすましによる悪用を心配する声もある。◇法人の場合は,13桁の番号が割り当てられる。