まいひめ【舞姫】 森鷗外(もりおうがい)の短編小説(たんぺんしょうせつ)。1890(明治(めいじ)23)年発表。官吏(かんり)としてドイツのベルリンに留学(りゅうがく)した主人公太田豊太郎(おおたとよたろう)と踊(おど)り子エリスとの恋愛(れんあい)をえがく。鷗外(おうがい)の文壇処女(ぶんだんしょじょ)作。二葉亭四迷(ふたばていしめい)の『浮雲(うきぐも)』とともに近代文学に大きな影響(えいきょう)をあたえた。