まきのとみたろう【牧野富太郎】 (1862〜1957)明治(めいじ)〜昭和期の植物学者。高知(こうち)県に生まれる。少年時代から植物採集(さいしゅう)に興味(きょうみ)をもち,小学校を中退(ちゅうたい)して独学(どくがく)で植物学を研究,『日本植物志図篇(しょくぶつしずへん)』をあらわした。のち東京(とうきょう)帝国(ていこく)大学(今の東京(とうきょう)大学)の植物学研究室に入って研究をつづけ,1936(昭和11)年,50年にわたる研究の成果(せいか)を『牧野(まきの)植物学全集』にまとめた。1957(昭和32)年に文化勲章(くんしょう)を受章。コーチ とくに植物の分類(ぶんるい)学にうちこみ,かれの命名した植物は1000種以上(しゅいじょう)にものぼる。