マクスウェル(ジェームズ=クラーク=) (1831〜1879)イギリスの物理学者。スコットランドのエディンバラ生まれ。少年時代から論文(ろんぶん)を発表するといった天才ぶりを示(しめ)し,1854年ころから電磁気(でんじき)の研究を始めた。1864年にこの結果(けっか)を「電磁気(でんじき)学」にまとめ,この中で電磁波(でんじは)の存在(そんざい)を明らかにし,電磁波理論(でんじはりろん)の基礎(きそ)をきずいた。気体分子の運動論(ろん)にも業績(ぎょうせき)をあげ,ニュートンとならぶ古典(こてん)物理学の完成(かんせい)者の1人である。