まさむねはくちょう【正宗白鳥】 (1879〜1962)明治(めいじ)〜昭和時代の小説(しょうせつ)家・評論(ひょうろん)家。岡山(おかやま)県に生まれる。東京専門(とうきょうせんもん)学校(今の早稲田(わせだ)大学)に在学(ざいがく)中,内村鑑三(うちむらかんぞう)の影響(えいきょう)を受けてキリスト教に入った。のち読売(よみうり)新聞社に入社,演劇(えんげき)や文学の批評(ひひょう)をして活躍(かつやく)したが,しだいにキリスト教からはなれ,日常(にちじょう)生活を深く観察(かんさつ)した作品を発表,自然主義(しぜんしゅぎ)の代表作家となった。代表作は小説(しょうせつ)『何処(いずこ)へ』『泥人形(どろにんぎょう)』など。1950(昭和25)年に文化勲章(くんしょう)を受章。