ますだ【益田(島根県の都市)】 島根(しまね)県最西端(たん),日本海に面する商業都市。石見(いわみ)地方西部の商業の中心地。林業地帯(ちたい)を背後(はいご)にもち,木材(もくざい)の集散(しゅうさん)のほか,合板・家具・仏具(ぶつぐ)などの木工業や繊維(せんい)工業などがある。夏ミカン・ブドウ栽培(さいばい)や酪農(らくのう)も行われる。酒・しょうゆの生産(せいさん)もさかん。中世は益田氏(ますだし)の城下町(じょうかまち),江戸(えど)時代は山陰道(さんいんどう)の宿駅。雪舟(せっしゅう)ゆかりの万福寺(まんぷくじ)・医光寺(いこうじ),柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)をまつる柿本(かきのもと)神社などの史跡(しせき)がある。◇2004(平成(へいせい)16)年11月1日,美都(みと)町・匹見(ひきみ)町が編入(へんにゅう)。人口:5.0万。