*まみやりんぞう【間宮林蔵】 (1775〜1844)江戸(えど)時代後期の探検(たんけん)家。常陸(ひたち)国(茨城(いばらき)県)の農家の生まれ。長じて幕府(ばくふ)の役人となり,1800年に蝦夷(えぞ)地(北海道)・千島(ちしま)の探検(たんけん)に参加(さんか),このとき伊能忠敬(いのうただたか)に測量術(そくりょうじゅつ)を学んだ。ついで1808年には幕府(ばくふ)の命令(めいれい)で樺太(からふと)(サハリン)を探検(たんけん)し,樺太(からふと)が島であることをたしかめた。◇この功績(こうせき)によって,シベリアとの間の海峡(かいきょう)は「間宮海峡(まみやかいきょう)」と名づけられた。コーチ 晩年(ばんねん)は幕府(ばくふ)の隠密(おんみつ)となり,1828年におきたシーボルト事件(じけん)の告発(こくはつ)者といわれる。