マルタかいだん【マルタ会談】 1989年12月,地中海マルタ島沖(おき)でアメリカ合衆国(がっしゅうこく)の第41代ブッシュ大統領(だいとうりょう)(父)と旧(きゅう)ソ連(れん)のゴルバチョフ最高会議議長兼党(さいこうかいぎぎちょうけんとう)書記長(当時)が行った米ソ首脳(しゅのう)会談。この会談は,第二次世界大戦(たいせん)後の国際(こくさい)社会を支配(しはい)してきた東西冷戦(れいせん)構造(こうぞう)の終わりを宣言(せんげん)するとともに,米ソ関係(かんけい)が新しい時代に入り,対立の時代から協調(きょうちょう)の時代へと世界政治(せいじ)の大転換(てんかん)を象徴(しょうちょう)する大きな意義(いぎ)をもっている。