(1908〜1991)イタリアの彫刻家。イタリアのベルガモに生まれた。最初は木彫職人の下ではたらいていたが,夜間の装飾美術学校に通って,彫刻に開眼し,キリスト教的なモチーフをもとに数々の作品を制作した。第二次世界大戦中,反ファシズムから発したレジスタンス運動に参加し,数々の迫害を受け,大戦後はキリスト教的なモチーフにとどまらず,戦争やファシズムに対する強い抗議性のある作品を制作するようになった。ローマのサン=ピエトロ大聖堂の門扉のレリーフ「死の扉」,ザルツブルグ大聖堂の「愛の扉」,ロッテルダムの聖ローレンス教会の「平和と戦争の扉」の扉シリーズが有名。
コーチ
箱根彫刻の森
美術館にはマンズー=ルームがあり,「死の
扉」のための習作12点,「インゲの
胸像」が
展示されている。