マンドリン ピック(つめ)で弦(げん)をはじいて鳴らす,撥弦楽器(はつげんがっき)の一種(いっしゅ)。形はナスを半分に切った形で,裏(うら)が扁平(へんぺい)になっているものもある。リュート系(けい)の弦楽器(げんがっき)で,17世紀(せいき)にイタリアで各種(かくしゅ)がつくられたが,今日のものはナポリ型(がた)を19世紀(せいき)に改良(かいりょう)したものである。8本の弦(げん)は2本ずつの4つの組とし,調弦(ちょうげん)はバイオリンと同じ。弦(げん)を小刻(きざ)みにはじくトレモロ奏法(そうほう)が特色(とくしょく)で,音色は優雅(ゆうが)なひびきをもつ。