新生代第四紀,更新世に生存していた哺乳類の化石ゾウ。マンモスゾウ・マンムートゥスともいう。コロンビアマンモス・インペリアルマンモス・アメリカマンモス・ウーリーマンモスなどの種類があるが,ふつうウーリーマンモスをさし,全身オレンジ色がかった茶色の長毛におおわれ,2本の大きくまいた長いきばをもち,臼歯のかみ合わせ面はほとんど平らであった。おもにヨーロッパ・アジア・北アメリカなどに分布。体長は3m,体高は最高3.9m。◇北アメリカでは第四紀完新世まで生存し,化石人類と共存していた。日本では,北海道の夕張や襟裳岬から歯の化石が発見されている。