まんようがな【万葉仮名】 漢字の音(おん)または訓(くん)をかりて,和語を書き表す表記法(ほう)。漢字の意味には関係(かんけい)がない。平安時代に仮名(かな)が発達(はったつ)する以前(いぜん)に用いられ,『万葉集(まんようしゅう)』を中心とする奈良(なら)時代の文献(ぶんけん)に見られる。真仮名(まがな)ともいう。用例 「山」を「也麻(やま)」,「なつかし」を「奈都可思(なつかし)」などと表す。