みかけのちから【見かけの力】 運動している物体を,それといっしょに運動している人が観測(かんそく)する力。円運動している乗り物は,中心に向かう力がはたらいて軸(じく)のまわりを回っているが,乗り物に乗っている人は,その力とは別(べつ)に外側(がわ)に向かう力(遠心力)がはたらいているように感じる。このような力を見かけの力という。◇ほかに電車が加速(かそく)したときに,後ろにたおれそうになる力も見かけの力である。→慣性力(かんせいりょく)