*みきもとこうきち【御木本幸吉】 (1858〜1954)明治(めいじ)時代〜昭和時代の事業家。真珠養殖(しんじゅようしょく)の開拓(かいたく)者。三重(みえ)県の生まれ。真珠(しんじゅ)の輸出(ゆしゅつ)が将来有望(しょうらいゆうぼう)であることを知り,英虞湾(あごわん)で真珠(しんじゅ)の養殖(ようしょく)を始め,何度かの失敗(しっぱい)と苦労(くろう)のすえに1893(明治(めいじ)26)年に半円真珠(しんじゅ),1905年には真円真珠(しんじゅ)の人工養殖(ようしょく)に成功(せいこう)した。その後,御木本(みきもと)パールの名は世界的(せかいてき)に有名になり,海外にも輸出(ゆしゅつ)されるようになった。コーチ 1926年のフィラデルフィア万国博覧(はくらん)会に真珠(しんじゅ)でかざった五重塔(ごじゅうのとう)を出品して評判(ひょうばん)となり,「真珠(しんじゅ)王」の名を受けた。