みついたかとし【三井高利】 (1622〜1694)江戸(えど)時代初期(しょき)の商人。伊勢(いせ)国(三重(みえ)県)松阪(まつさか)の生まれ。1673年,江戸(えど)に出て呉服(ごふく)店越後(えちご)屋を開き,「現銀安売掛値(げんぎんやすうりかけね)なし」の新商法(しょうほう)で成功(せいこう),のち両替(りょうがえ)商もいとなみ,各地(かくち)に支店(してん)を開いた。さらに幕府(ばくふ)の為替用達(かわせようたし)となってからはますますさかえ,三井(みつい)家の基礎(きそ)をきずいた。