みつびしざいばつ【三菱財閥】 明治(めいじ)時代初期(しょき)に岩崎弥太郎(いわさきやたろう)のおこした三菱(みつびし)商会が,資本主義(しほんしゅぎ)の発展(はってん)とともに成長(せいちょう)して形成(けいせい)されたコンツェルン。三菱(みつびし)は海運業から始まり,鉱山(こうざん)・造船(ぞうせん)・海上保険(ほけん)・銀行分野に進出。1893(明治(めいじ)26)年に三菱合資(みつびしごうし)会社を設立(せつりつ)して財閥(ざいばつ)の土台をきずき,三井(みつい)とならんで日本経済(けいざい)に支配的(しはいてき)な力をにぎった。第二次世界大戦(たいせん)後の財閥解体(ざいばつかいたい)で解体(かいたい)されたが,のち三菱(みつびし)グループとして再生(さいせい)。