みなみまんしゅうてつどう【南満州鉄道】 日露戦争(にちろせんそう)後,ロシアから移譲(いじょう)された鉄道・炭鉱(たんこう)などの経営(けいえい)を目的(もくてき)として,1906(明治(めいじ)39)年に設立(せつりつ)された半官半民(はんかんはんみん)の株式(かぶしき)会社。長春(チャンチュン)-大連(ターリエン)間の本線といくつかの支線(しせん)に始まり,1935(昭和10)年には満州(まんしゅう)国の全鉄道を経営(けいえい)下においた。また撫順炭鉱(フーシュンたんこう)・鞍山製鉄所(アンシャンせいてつじょ)や多くの子会社を経営(けいえい)したが,1938年以後(いご)は鉄道部門のみに専念(せんねん)した。1945(昭和20)年9月閉鎖(へいさ)。◇満鉄(まんてつ)と略称(りゃくしょう)される。コーチ 日本の中国侵略(しんりゃく)の拠点(きょてん)となり,満州事変(まんしゅうじへん)ぼっ発(1931年)後は軍事輸送(ぐんじゆそう)に協力(きょうりょく)。