みやぎみちお【宮城道雄】 (1894〜1956)大正・昭和期の邦楽(ほうがく)家・作曲家。兵庫(ひょうご)県に生まれる。7歳(さい)のとき失明(しつめい)し,2世中島検校(なかじまけんぎょう)に生田(いくた)流の箏曲(そうきょく)を学んだ。16歳(さい)のとき『水の変態(へんたい)』を作曲。以後(いご),洋楽的手法(ようがくてきしゅほう)もとり入れて,つねに新しいこころみを行い,300曲以上(いじょう)も作曲して邦楽(ほうがく)の近代化につくした。代表作は『春の海』『桜変奏(さくらへんそう)曲』『数え唄変奏(うたへんそう)曲』など。