みんぞくふんそう【民族紛争】 民族(みんぞく)と民族(みんぞく)の争(あらそ)い。第一次と第二次の2つの世界大戦(たいせん)によって,植民(しょくみん)地の解放(かいほう)などにより民族(みんぞく)の独立(どくりつ)がおこる一方で,民族(みんぞく)の対立もおこってきた。第二次世界大戦(たいせん)後,アメリカとソ連(れん)との冷戦(れいせん)中は,民族(みんぞく)対立は大国中心の国際政治(こくさいせいじ)の中でくすぶっていたが,冷戦(れいせん)後にいっきに民族(みんぞく)対立が表面化してきた。ルワンダのツチとフツの対立やユーゴスラビアのコソボ自治(じち)州におけるアルバニア系住民(けいじゅうみん)とセルビア系住民(けいじゅうみん)の対立などがその代表例(れい)である。