*ムガルていこく【ムガル帝国】 インドのイスラム王朝(1526〜1858)。チムールの子孫(しそん)と称(しょう)するバーブルが,デリーを中心に建国(けんこく)。3代アクバル大帝(たいてい)が北インドを統一(とういつ)して基礎(きそ)をかため,6代アウランセーブ帝(てい)のとき最大版図(さいだいはんと)をきずいた。ペルシャ語が帝国(ていこく)の公用語で,宮廷(きゅうてい)を中心に細密(さいみつ)画などインド=イスラム文化が発達(はったつ)し,民衆(みんしゅう)のあいだにイスラム教がひろまった。◇ムガルは「モンゴル」がなまった言葉。コーチ マラータ族やシーク教徒(と)の反乱(はんらん)があいつぎ,インドの大反乱(はんらん)(セポイの反乱(はんらん))のとき,イギリスにほろぼされた。