むなかたしこう【棟方志功】 (1903〜1975)昭和期の版画(はんが)家。青森(あおもり)県に生まれる。はじめ油絵をかいていたが,のち版画(はんが)に転じ,1956年,ベネチアのビエンナーレ展(てん)では金賞(きんしょう)を獲得(かくとく)して日本の版画(はんが)を世界的(せかいてき)なものにした。仏教(ぶっきょう)から題材(だいざい)をとったものが多く,日本的(にほんてき)な感じをたくましい線でのびのびと表現(ひょうげん)しているのが特色(とくしょく)。代表作は「釈迦(しゃか)十大弟子(でし)」など。1970年に文化勲章(くんしょう)を受章。