めいめいけん【命名権】 ネーミングライツとも訳(やく)され,スポーツ施設(しせつ)や文化施設(ぶんかしせつ)などに名前をつける権利(けんり)。企業(きぎょう)が自社名(じしゃめい)や商品名(しょうひんめい)の宣伝(せんでん)のために一定期間(きかん),施設名(しせつめい)の権利(けんり)を買いとることで,施設側(しせつがわ)にとっては建設費(けんせつひ)や運営維持費(うんえいいじひ)をおぎなうメリットがある。1980年代,アメリカで急速(きゅうそく)に命名権(めいめいけん)売買はさかんになり,日本では2003(平成(へいせい)15)年,東京スタジアムが味(あじ)の素(もと)スタジアムと命名(めいめい)されたのが最初(さいしょ)のケース。現在(げんざい)では野球場(やきゅうじょう)の多くが企業名(きぎょうめい)を冠(かん)するようになり,地方自治体(ちほうじちたい)が命名権(めいめいけん)を売却(ばいきゃく)する例もでてきている。