*メソポタミアぶんめい【メソポタミア文明】 メソポタミアにおこった世界最古(さいこ)の文明。四大文明の1つ。この地では紀元(きげん)前9000年ころから農耕(のうこう)が始まっていたが,前3000年ころまでに,青銅器(せいどうき)や文字を使用するウルなどのシュメール人の国家が成立(せいりつ),高度の都市文明が誕生(たんじょう)した。前2350年ころ,アッカド王サルゴンがメソポタミアを統一(とういつ)して中央集権(しゅうけん)国家をつくり,前1900年ころにはバビロニア王国がこの地を統一(とういつ)した。くさび形文字のほか,太陰暦(たいいんれき)・七曜制(しちようせい)・60進法(ほう)も生み,エジプト文明,インダス文明の誕生(たんじょう)にも影響(えいきょう)をあたえた。