メートルげんき【メートル原器】 世界共通(きょうつう)の長さの単位(たんい)の基準(きじゅん)となっていた標準器(ひょうじゅんき)。メートル原器(げんき)にきざまれた2本の線の0℃における間隔(かんかく)を1mと定めている。白金(90%)とイリジウム(10%)の合金で,断面(だんめん)はX字形の棒状(ぼうじょう)をしている。国際(こくさい)メートル原器(げんき)・キログラム原器(げんき)は1889年につくられ,セーブル(フランス,パリ郊外(こうがい))の国際度量衡(こくさいどりょうこう)局に保管(ほかん)されている。コーチ 1983年の国際度量衡総会(こくさいどりょうこうそうかい)で,メートルは光が真空中をつたわる距離(きょり)によって定義(ていぎ)されることになり,現在(げんざい)ではメートル原器(げんき)の役割(やくわり)は終わっている。