メヌエット 古くからあるフランスの舞曲(ぶきょく)。ルイ14世時代に宮廷舞踊(きゅうていぶよう)としてとりいれられ,上流社会で流行した。4分3拍子(びょうし)のかなりゆるやかで優美(ゆうび)な,サロンふうの舞踏(ぶとう)曲で,古典(こてん)組曲などではジーグ(舞曲(ぶきょく)の一種(いっしゅ))の前におかれた。最初(さいしょ)は二部形式のものが多かったが,ハイドン・モーツァルト以後(いご)は,中間部のトリオとともに複合(ふくごう)三部形式をとることが多い。