もうかんげんしょう【毛管現象】 細い管(かん)(毛管(もうかん))を液面(えきめん)に立てたとき,液(えき)の種類(しゅるい)によって管内(かんない)の液面(えきめん)が外部の液面(えきめん)より上がったり下がったりする現象(げんしょう)。ぬれやすい液体(えきたい)(水など)では,ガラスとの付着(ふちゃく)力と表面張力(ちょうりょく)の合力が上向きにはたらき,外部の液面(えきめん)より上がる。ぬれにくい液体(えきたい)(水銀など)では,合力は下向きとなり,外部の液面(えきめん)より下がる。コーチ ガラス管(かん)にかぎらず,細いすきまに液体(えきたい)がしみこむのも毛管現象(もうかんげんしょう)で,アルコールランプやろうそくのしん,傷(きず)の手当てに使うガーゼなども毛管現象(もうかんげんしょう)の利用(りよう)である。