やがいちょうさ【野外調査】

野外調査(ちょうさ）の方法(ほうほう）には，現地(げんち）での聞き取り，集落の状態(じょうたい）や土地利用(りよう）のようすを観察(かんさつ）することなどの直接的方法(ちょくせつてきほうほう）と，地形図の読図，統計資料(とうけいしりょう）（気象(きしょう）・人口・産業(さんぎょう）など）の収集(しゅうしゅう）などの間接的方法(かんせつてきほうほう）がある。

具体的(ぐたいてき）な手順(てじゅん）として，次のような方法(ほうほう）が一般的(いっぱんてき）である。

（1）計画の立案(りつあん）…観察(かんさつ）・調査事項(ちょうさじこう）をきめる。

（2）出発前の作業…調査地域(ちょうさちいき）の地形図の読図，ルートマップの作成(さくせい），資料(しりょう）の収集(しゅうしゅう）と整理。

（3）現地(げんち）での作業…気候(きこう）・地形・土地利用(りよう）などの調査(ちょうさ）や正確(せいかく）な資料(しりょう）の収集(しゅうしゅう），現地(げんち）の人からの聞き取りなど。とくに聞き取りによる面接調査(めんせつちょうさ）は重要(じゅうよう）で，その良否(りょうひ）が野外調査(ちょうさ）の成果(せいか）に大きな影響(えいきょう）をあたえる。

（4）調査(ちょうさ）のまとめ…レポート用紙に書く。調査(ちょうさ）した結果(けっか）を地図やグラフなどを使いながら書くことがたいせつ。