*やくしじ【薬師寺】 奈良(なら)市西ノ京(にしのきょう)町にある法相宗(ほっそうしゅう)の寺。680年,天武天皇(てんむてんのう)が皇后(こうごう)(のち持統天皇(じとうてんのう))の病気全快(ぜんかい)をねがってたてはじめ,文武天皇(もんむてんのう)のとき藤原京(ふじわらきょう)に完成(かんせい)。718年に現在(げんざい)の地にうつされた。現存(げんそん)する当時の建物(たてもの)は東塔(とうとう)だけだが,金堂(こんどう)の薬師三尊像(やくしさんぞんぞう)・東院堂(とういんどう)の聖観音像(しょうかんのんぞう)とともに白鳳(はくほう)文化の代表的(だいひょうてき)な遺産(いさん)とされる。 [交通]近鉄橿原(きんてつかしはら)線西ノ京(にしのきょう)駅下車。