*ヤマトタケルノミコト【〈日本武尊〉】 『古事記(こじき)』『日本書紀(にほんしょき)』の伝承(でんしょう)による古代の英雄(えいゆう)。倭建命とも書く。景行天皇(けいこうてんのう)の皇子(おうじ)とされ,天皇(てんのう)の命令(めいれい)で南九州の熊襲(くまそ),東北の蝦夷(えみし)を討(う)って,大和政権(やまとせいけん)の支配(しはい)地を広げた。しかし,東征(とうせい)からの帰途(きと),伊吹(いぶき)山の神にやぶれ,伊勢(いせ)国(三重(みえ)県)の能褒野(のぼの)で病死した。 コーチ ヤマトタケルとは「大和(やまと)の勇者(ゆうしゃ)」の意味で,大和政権(やまとせいけん)の勢力拡大(せいりょくかくだい)に活躍(かつやく)した武将(ぶしょう)らの行動を1人の英雄(えいゆう)に代表させたものと考えられている。