やまわきとうよう【山脇東洋】 (1705〜1762)江戸(えど)時代中期の医者。丹波(たんば)国(京都府(きょうとふ))亀山(かめやま)で医者の子として生まれる。人体の構造(こうぞう)などでそれまでの漢方医学の記述(きじゅつ)に疑問(ぎもん)をもち,処刑(しょけい)された死体を解剖(かいぼう)し,西洋の解剖説(かいぼうせつ)の正しいことを知った。のち,日本最初(さいしょ)の内臓図鑑(ないぞうずかん)『蔵志(ぞうし)』を出版(しゅっぱん)した。