ゆうどうコイル【誘導コイル】 電磁誘導(でんじゆうどう)を利用(りよう)して高電圧(でんあつ)を発生させる装置(そうち)。軟鉄心(なんてつしん)に太めの導線(どうせん)を巻(ま)いて1次コイルとし,その上に細い導線(どうせん)を多数巻(ま)いて2次コイルとする。1次コイルに回路の開閉器(かいへいき)とコンデンサーを並列(へいれつ)につなぎ,1次コイルの電流を断続(だんぞく)させると,1次側(がわ)の脈動(みゃくどう)電流により2次側(がわ)に電圧(でんあつ)が誘起(ゆうき)される。このとき,電圧(でんあつ)は2次コイルと1次コイルの巻(ま)き数比(ひ)に比例(ひれい)して高められる。◇2次コイルにあらわれた高電圧(でんあつ)は,各種(かくしゅ)放電などの高圧(こうあつ)電源(でんげん)として用いられる。 コーチ 2次コイルには高電圧(でんあつ)が生ずるが,電流は小さいので細い導線(どうせん)でよい。