*ゆうぼく【遊牧】 水と草をもとめて,家畜(かちく)とともに広大な地域(ちいき)を移動(いどう)する粗放的(そほうてき)な牧畜(ぼくちく)形態(けいたい)。アジア中央部から北アフリカの乾燥地域(かんそうちいき)では,羊・ラクダ・馬・ヤギなど,北極圏(ほっきょくけん)のツンドラ地帯(ちたい)ではトナカイの遊牧(ゆうぼく)が行われてきた。家畜(かちく)の毛皮・肉・乳(ちち)はおもに自給(じきゅう)用であるが,一部は穀物(こくもつ)・飲料(いんりょう)・日用品と交換(こうかん)された。