ようきょくせん【陽極線】 真空度の高い放電管(かん)の両極(りょうきょく)に直流の高電圧(でんあつ)をかけて放電すると両極(りょうきょく)から2種(しゅ)の放射線(ほうしゃせん)がでる。陰極(いんきょく)から飛(と)びだす電子の流れが陰極線(いんきょくせん)であるが,陽極(ようきょく)からは陽イオンが放射(ほうしゃ)される。これが陽極線(ようきょくせん)である。◇原子核(かく)やイオンの性質(せいしつ)を調べるとき,陰極(いんきょく)に向かう粒子線(りゅうしせん)を陽極線(ようきょくせん)ということもある。