**よしのがりいせき【吉野ヶ里遺跡】 『魏志(ぎし)』倭人伝(わじんでん)の記事を思わせる弥生(やよい)時代の遺跡(いせき)と古墳(こふん)・奈良(なら)時代の複合遺跡(ふくごういせき)。佐賀(さが)県神埼(かんざき)市と吉野ヶ里(よしのがり)町にまたがる。弥生(やよい)時代の大環濠(かんごう)内には,たて穴住居(あなじゅうきょ)や物見やぐらをかこむ環濠(かんごう)集落と,日本最古(さいこ)で最大(さいだい)の墳丘墓(ふんきゅうぼ)とかめ棺(かん)墓群(ぼぐん)が見られた。また,大環濠(かんごう)の外側(がわ)では高床倉庫(たかゆかそうこ)群(ぐん)の跡(あと)が発見されている。◇最近(さいきん),高殿跡(たかどのあと)と思われる大型(おおがた)の建物(たてもの)の遺構(いこう)も発見された。