ヨシノボリ スズキ目 ハゼ科 ヨシノボリ属(ぞく)で,湖や川の中流の小石の多い底(そこ)にすむ小型淡水(こがたたんすい)魚。色彩(しきさい)やはん紋(もん)は生育地によって変化(へんか)がある。腹(はら)びれは吸盤状(きゅうばんじょう)。4〜9月に石の下などに卵(たまご)をうみつけ,雄(おす)がこれを保護(ほご)する。幼魚(ようぎょ)は海または湖にくだり,1〜2cmに成長(せいちょう)すると川にのぼる。全長(ぜんちょう):6〜12cm。オオヨシノボリ・シマヨシノボリなど9種(しゅ)が知られる。分布(ぶんぷ):日本各地(かくち)。◇佃煮(つくだに)などとして食用になり,ゴリ・グズ・ドンコなどの地方名がある。