*よりあい【寄合】 農民(のうみん)が行った自治的(じちてき)な会合。南北朝(なんぼくちょう)の争乱(そうらん)(1336〜1392年)以後(いご),戦乱(せんらん)から村をまもり,農業を進歩させるため,有力な名主(みょうしゅ)を中心に寄(よ)り集まって,入会地(いりあいち)(共有(きょうゆう)地)の使い方,村の掟(おきて)や行事などをきめた。室町(むろまち)時代後半になるとさかんに開かれ,やがて都市でも,寄合町(よりあいまち)の政治(せいじ)が行われるようになった。惣(そう) コーチ 江戸(えど)時代には,村役人を中心に本百姓(ほんびゃくしょう)が寄合(よりあい)を開き,村の掟(おきて)を定め,違反(いはん)者を村八分(むらはちぶ)とした。