ライデンびん【ライデン瓶】 静電誘導(せいでんゆうどう)を利用(りよう)して電荷をたくわえる装置(そうち)。広口のガラスびんの下半分ぐらいにスズ箔(はく)などの導体(どうたい)を内外からはりつけると,箔(はく)が両極(りょうきょく)となって一種(いっしゅ)のコンデンサーができる。内側(うちがわ)の箔(はく)には,くさりをたらして接触(せっしょく)させた電極(でんきょく)がびんのふたを通して上側(がわ)につきだしてある。この電極(でんきょく)に外部から電荷をあたえると,静電誘導(せいでんゆうどう)によって外側(がわ)のスズ箔(はく)が帯電(たいでん)する。外側(がわ)のスズ箔(はく)をアースしておけば,同種(どうしゅ)の電荷は大地へにげ,異種(いしゅ)の電荷がたくわえられることになる。◇1746年にライデン大学のミュッセンブルクが考案(こうあん)した。