ラブラドルかいりゅう【ラブラドル海流】 北西大西洋のラブラドル半島沿岸(えんがん)を南下する海流*。きわめて低温低塩分(ていおんていえんぶん)(ときに0℃以下(いか),3.4〜3.0%)で,そのはたしている役割(やくわり)は親潮(おやしお)と対比(たいひ)される。ニューファンドランド島の沖合(おきあ)いで高温高塩分(こうえんぶん)のキシコ湾流(わんりゅう)と接(せっ)し,潮境(しおざかい)ができるので,世界有数の好漁場(こうぎょじょう)となっている。◇ここは濃霧(のうむ)が発生したり,氷山が運ばれてくるため,航海(こうかい)上の難所(なんしょ)としても知られる。