ヨーロッパ中部,スイスとオーストリアにはさまれた小国。政体は立憲君主制で,元首は大公。首都ファドーツ。ライン川東岸にそい,大部分は山地である。主産業は商・工業で,繊維製品・セラミックス・精密機器などの工業が行われ,外国人労働者が多い。農業は酪農が主である。1719年に神聖ローマ帝国内のリヒテンシュタイン公国として成立したが,その後ライン同盟・ドイツ連邦に属し,1866年独立。永世中立国。面積:160km2,人口:3.6万。
〔国名の由来〕
領地を買収したリヒテンシュタイン家にちなむ。ドイツ語で「輝ける城塞」の意味。
〔国旗の由来〕
起源は公国成立の18世紀初めころ。空の青と炉の火を表す赤の地に王冠を配し,国と国民のむすびつきを象徴。
コーチ
観光収入・切手発行収入も重要な収入源となっている。