りゅうかしきえんでん【流下式塩田】 入り浜(はま)式塩田(えんでん)を改良(かいりょう)した塩田(えんでん)。ゆるやかな傾(かたむ)きをつけた粘土(ねんど)の地盤(じばん)(水を通さない)に海水を流して,太陽熱(ねつ)で水分を蒸発(じょうはつ)させ,それを竹の枝(えだ)で組んだ枝条架(しじょうか)にかけ,さらにこい塩水(えんすい)をつくるしくみ。◇1971(昭和46)年ごろから,化学装置(そうち)で行うイオン交換膜製塩(こうかんまくせいえん)法(ほう)が登場して,すがたを消した。