*りゅうもんがん【流紋岩】 火山岩の一種(いっしゅ)で,造山帯(ぞうざんたい)に多く産(さん)する岩石。二酸化(にさんか)ケイ素(そ)が70%前後,有色鉱物(こうぶつ)の量(りょう)が20%以下(いか)のけい長質(ちょうしつ)(ケイ素(そ)やアルミニウムを主成分(せいぶん)とする無色鉱物(むしょくこうぶつ)が多いという意味)で,深成岩(しんせいがん)の花こう岩に相当する組成(そせい)をもつ。石英(せきえい)・カリ長石・斜(しゃ)長石などのはん晶(しょう)と,細粒(さいりゅう)の石英(せきえい)やガラス質(しつ)などの石基(せっき)からなる。黒雲母(うんも)や角セン石などの有色鉱物(こうぶつ)をふくむ。ガラス質(しつ)が縞状(しまじょう)になった流理構造(りゅうりこうぞう)がよく見られる。 コーチ 流紋岩(りゅうもんがん)ははん状組織(じょうそしき)を示(しめ)す。