りょうしりきがく【量子力学】 エネルギーなどの物理量(りょう)の最小単位量(さいしょうたんいりょう)を量子(りょうし)とし,それをもとに原子的現象(げんしてきげんしょう),すなわち分子・原子・原子核(かく)・素粒子(そりゅうし)などの微視的(びしてき)な系(けい)をあつかう物理学の理論体系(りろんたいけい)。量子(りょうし)力学においてはある種(しゅ)の力学変数(へんすう)が量子(りょうし)化されること,すなわち,あるとびとびの値(あたい)の1組に属(ぞく)する値(あたい)しかとることがゆるされないことである。したがって,量子力学的(りょうしりきがくてき)な系(けい)は,量子(りょうし)化された変数(へんすう)がゆるされた値以外(あたいいがい)の状態(じょうたい)で観測(かんそく)されることはない。