レジオネラきん【レジオネラ菌】 呼吸器(こきゅうき)の感染症(かんせんしょう)をおこす細菌(さいきん)。1976年にアメリカで最初(さいしょ)に症例(しょうれい)が報告(ほうこく)された。健康(けんこう)な大人が感染(かんせん)してもほとんど心配はないが,高齢(こうれい)者や乳幼児(にゅうようじ),病人が感染すると,呼吸困難(こきゅうこんなん)や高熱(こうねつ),肺炎(はいえん)をひきおこし,死亡(しぼう)につながることもある。20〜50℃でよく繁殖(はんしょく)し,近年,空調用の冷却(れいきゃく)水や循環(じゅんかん)式のふろの汚染(おせん)とみられる集団感染(しゅうだんかんせん)がおこっている。